こんにちは!
森本です‼︎
さて、今回は繊細なレザーに使えるレザークリームのご紹介です。
M.MOWBRAY
ANILINE CALF CREAM
¥1,320- (in tax)
こちらのアニリンカーフクリームがなぜデリケートで繊細なレザーでも使える万能クリームなのか?
まずクリームの名前に”アニリン”についてご説明していきます。
”アニリン”
水性染料で仕上げたカーフレザー。通常の革は最終工程として「顔料」で仕上げるのがほとんどですが、「アニリンカーフ」は水性染料で仕上げた後に顔料等は使用しないナチュラルで透明感のある仕上がり、顔料や仕上げ剤を極力使用しないので、「毛穴」が塞がれずに残っていることから、クリームの浸透性が非常に高くエイジングを最大限のお楽しみいただける魅力的なレザーです。
しかし、顔料や仕上げ剤の使用しないことで、革本来の美しさ引き出せる事が魅力のアニリンカーフですが、デメリットもあり、通常の顔料仕上げをしていないので「シミ」や「色褪せ」が起こりやすい非常ひデリケートなレザーになります。
繊細なレザーに使えるのがこの「アニリンカーフクリーム」です。
中身はこんな感じです。
まず、保湿力が高く、革に潤いを与える。
このアニリンカーフクリームは保湿力が非常に高く、コードバンクリームより保湿力は断然高いです。
そして、浸透性も高いので、革の中にどんどん入り込んでいき、しっかり潤いを与え革の乾燥から守ってくれます。
しかも、栄養が入ることによって革に傷がいきにくい様になります。
保湿ができているので、革がしっとりした感じになります。
これは栄養がしっかり入ってる証拠で、傷がつきにくくなります。
潤っていると滑りもよく、摩擦の傷が付きにくくなります。(完璧に傷が付かないわけではありません)
使えるレザーも、
・アニリンカーフ
・カーフレザー
・スムースレザー(一般的なツヤ革)
・コードバン
・ブライドルレザー(蝋引き革)など
一般的に使われているレザーや繊細で珍しいレザーと幅広くお使いいただけます。
※スエード・ヌバック等の起毛皮革製品やエナメル皮革、爬虫類皮革(トカゲ・ヘビ・ワニ・カメ等)にはご使用出来ません。
使い方ですが、
まずは、ブラッシングをしホコリを落とします。
次に汚れ落とし。
本来であれば、汚れ落とし(リムーバやクリーナ)を使用するのですが、アニリンカーフクリームには、汚れ落としの効果もあります。
通常のクリームの殆どは中性に対してこのアニリンカーフクリームは「弱アルカリ性」です。
この「弱アルカリ性」の特徴は「油分」と「皮脂」等の油分を分解する効果があります。
基本的にはリムーバーやクリーナを使うのが良いのですが、コードバンやシミになりやすい繊細でデリケートなレザーにはアニリンカーフクリームをお使いいただいたら、シミになりにくく、汚れも落ち栄養分も入りツヤも出てくれる良い事尽くしのクリームです。
次にクリームを付けていきます。
この時に注意すことは多くクリームをつけ過ぎず、少しずつ塗っていくこと。
当たり前の事ですが、塗り過ぎてしまうとベトついてしまうのと、お色によってはシミになってしう可能性もあるので、クリームを塗るときは少量でクロスで塗っていくか、ペネトレイトブラシを使います。
M.MOWBRAY
ペネトレイトブラシ
¥440- (in tax)
このペネトレイトブラシを使えば、つけ過ぎることもなく手も汚さないで綺麗にクリームが塗れます。
その後は、ブラッシングをして革の上に残ったクリームをクロスで拭き取ります。
革の上に残った余分なクリームは、時間が経つと酸化し、革の風合いを損ねる原因になるのと、埃がつきやすくなりカビの原因にもなります。
ですので、ブラッシングの後は、力を入れずに柔らかいクロスで拭き取って下さい。
その後は磨き上げです。
余分なクリームを拭き取ったクロスでも良いので、乾拭きしていきます。
アニリンカーフクリームはロウ成分が配合されているため、磨くことで光沢が出やすいクリームです。
クロスで磨き上げれば美しい光沢が出てきてくれます。
アニリンカーフクリームの詳細と使い方についてかきました。
定番レザーは勿論、デリケートなレザーにツヤを出したい時は、「アニリンカーフクリームクリーム」の出番です‼︎
デリケートで繊細なレザーあってもシミを作らず、栄養とツヤを与えてくれる万能なクリーム。
普段のメンテナンスに使うのは勿論、「デリケートレザーに光沢を出したい」・「淡い色を変化させずに保革・ツヤを出したい」そんな方に是非試して頂きたいオススメクリームです‼︎
店頭・Webで販売していますので、ぜひお試し下さいませ。
それでは、今回はこの辺で。
少しでも参考になっていただけたら嬉しいです。
ご覧頂き、ありがとうございました。