- STAFF DIARY 2023.01.13 おじさんジャケットはすごいねんで!~力の眼vol,6 (1)~
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まず初めに、、、
新年あけましておめでとうございます。
昨年もあーでもない、こーでもないと文を書いてきましたが
今年も良い情報をお届けできればと思っていますので、
2023年もどうぞよろしくお願いいたします〜◎
というわけで、
今回の力の眼ですが
題して「おじさんジャケットすごいねんで!」
何がおじさんジャケット??
でもそのおじさん達が当時のファッションカルチャーを生み出し
今に継承したのは紛れもない事実で
私を含めた若年層にも知らぬ間に多大な影響を与えています。
ということで、今年は特に
産業革命を経て、世界の最強王国となった
英国のファションが熱い!!!
デニムやシャツ・ブーツなど、アメリカ物ももちろんお伝えしていきますが
とりわけ”ブリティッシュ”な内容で進めていこうかと思います。
今回の舞台はマンチェスター!!!
ではなぜ?
今回がマンチェスター特集なのか。マンチェスターの街並み 今回は英国が産んだスーパージャケットを深掘りし
細かくその歴史について触れ、
現代においてどのような評価を得ているのか
そのコアな部分についてお話ししていきたいと思います。
まず、マンチェスターとはどのような都市なのかについて触れましょう。
イギリス(正式名称:グレートブリテン及び北アイルランド連合王国)
イングランド北西部に位置する産業都市。
イングランド国内では第2都市であり、世界史でも必ず登場する出来事
産業革命の発端となった街として知られています。
主に綿産業が発達し、後の服飾文化でも大きな影響を与え
現代においてもその力は非常に強いものとなっています。
また、大衆文化の影響も非常に多く
ロンドンに比べると雨が多い地区の為室内で行われる娯楽が発達。
そのため、前回お話しした”音楽”のシーンでは
世界的ロックスターがマンチェスターから多く誕生しています。
そして何を隠そうサッカーの街としても非常に有名で
マンチェスターユナイテッドHome studium “Old Trafford” マンチェスター・シティ
Home Stadium Etihad Stadium サッカーの話は割愛します。笑
信じられないほど長くなってしまいますので、、、さて話を振り出しに戻し、
そんなマンチェスターで世界的なブランドが
遡ることやく90年前の1937年
とある兄弟の手によって誕生しました。https://www.instagram.com/baracuta/ BARACUTA (バラクータ)
1912年マンチェスターに誕生したレインウェア工場
その工場を経営していたミラー家のジョン・アイザック兄弟によって
ファクトリーブランドを作り上げたのがバラクータの始まりです。
マンチェスター周辺の気候条件上、
生産工程の主軸はレインウェアであり、バラクータも
当初はレインコートなどを生成し人気を獲得しました。
そして、その時原型が出来上がっており
華々しく誕生したのがブランドアイコンでもある
G9 (ジーナイン)BARACUTA G9 Color Tan
https://www.tigersbro-online.com/product/13246先ほども説明した通り、37年の改名当時から。
誕生秘話については,
ミラー兄弟の趣味でもあったゴルフに適したウェアとして
英国陸軍ジャンパーを参考にG9を開発。
最大のポイントでもある裏地のタータンチェックが登場したのは、
翌年の38年からとなっており、
それ以降、現代までバラクータ製品のアイコンとなっています。
なんでGが品番、そしてモデル名としてつくのか?
諸説によりますと、創業者のミラー兄弟が
大のゴルフ好きだったとのことでGの名がつくようになりました。
タータンチェックに関しては、
スコットランド貴族のラヴァト卿
(ロード・オブ・パーラメント)一族のタータンチェック柄で、
第二次大戦で英雄となった一族のチェック柄を使用することで
強力なインパクトを残すべく使用許可を頂き、
瞬く間に大衆の人気を掻っ攫い世界中から愛されるチェック柄に。
G9がなぜここまで人気になったのか。
(1)シルエット
ドレスファッションとカジュアルファッションの中間をいく
スッキリとしながらも、丸みのある独特のシルエットは、
非常に汎用性が高く様々なシーンで活躍します。
肩周りに関してはストレスの軽減と可動域の拡大を求め
ラグランスリーブ仕様になっており機能美も◎
また、袖と裾に搭載されたリブに関しても
強すぎず、弱すぎない強度を保っていますが、
劣化はせず、長い時間形状を可能に。“Steve McQueen”
また、デザインに関してはもっぱらシンプルで
装飾も後身に当されれている”アンブレラカット”のみとなっています。
サラッと羽織ることで、瞬時にブリティッシュライクな印象になり
英国紳士のような気品と、洒落の効いた雰囲気が完成します。
だからこそ、
万国共通で世界の方々に愛され、各国を代表するスターにも愛されてきました。
そして今も尚、
その人気は衰えることなく絶大な人気を誇ります。
(2)機能美
世界中に数多存在するアウター達。
人気を獲得するためにはデザイン・素材・価格など、
様々な要因の上に成り立ち、その他現代では
ブランド知名度なども大きな要因の一つと考えられます。
ですが、
本当に人気のあるアウターには必ず”機能美”なるものが存在し、
バラクータに関しても、もちろん機能美が備わっており
歴史的背景を紐解くことでより商品への理解が深まっていきます。
「明日誰かに話したくなる」
ファッションシーンでも同様のことが非常に多いと思います。
ではまず、着目すべきポイントは生地です。
表地には撥水性に優れたコットンポリエステル素材を使用し、
裏地は通気性の高いクールマックスを採用しています。
クールマックス素材は様々な衣類に使用されており
アウターからソックスまで非常に幅広く活用されています。
ここで、その特性と効力に関して詳しく解説していきます。
<1,非常に優れた吸水速乾性>
使用される原料は、ポリエステル。
ポリエステルは適度な疎水性があるため、水をほとんど吸収しない性質があり、
コットンなどの高い吸水力を持つ繊維に比べると、
より早く繊維を乾くことが可能になります。
吸水力を高めるカラクリは、4つの溝を持つ異形断面糸にあります。
この異形断面糸によって、通常の円形のポリエステル繊維と比較すると、
表面積が増える構造を持っているため、水分を素早く吸収することができます。
高い吸水力と、速乾性を兼ね備えているので、
汗を吸ってムレやべたつきを抑えて、ドライで快適な着心地を保つことができます。
<2,通気性>
給水速乾性に負けず劣らず、クールマックスは、
優れた通気性を持ち合わせています。
通気性がよくなることで速乾性も高まり、汗やムレを素早く外に放出することができ、
通気性がいいのと、風をほどよく通してくれるので、
日本列島をはじめ高温多湿な夏の気候でも、
比較的清涼感を持って着ることができます。
また、洗濯なども乾きやすい点もメリットです。そのため、ご家庭でも気軽にお洗濯もしていただけますし
部屋干しが多い季節でも他のアウターに比べ
比較的早くカラッと乾いてくれます。
<3,イジーケアでシワになりにくい>
(1)でもお話しした通り、
独特な形の異形断面糸を使用することで、シワが入りにくく
非常にメンテナンスが楽な生地に仕上がります。
そのため、アイロンやスチームなどの面倒なケアも減らすことができます。
また、化学繊維のポリエステル繊維を使用しているため、
ウォッシャブルで洗濯しても形状変化が起きにくく、さらにシワになりにくい!
まさに一石二鳥な特性を持っているため、
非常に取り扱いがしやすい生地になっています。
まさに主婦の味方とも言える万能型の生地と言えます。
現代のバラクータが持つ主な”機能美”に関しては
この2種類が大部分を占めます。
付随して、1937年代の生地に関しては
コットンポプリンとアイリッシュリネン
が大部分を占めていたそうですが、
時代の流れと主に原型を変えることなくテクノロジーと融合することで
より強度を増して後世に語り継ぐ”優れもの”として
また次の世代へと受け継がれていくと思います。以上、上記の2点がバラクータ繁栄の大きな軌跡とも言える
最大の要因として捉えてもいいかと思います。
さて、力の眼バラクータ編ですが、
またまたまたまたまた長くなってしまいました。笑
今回はこの辺でお暇し、
次回はおすすめの形とカラー、
そして今の最新カルチャーとバラクータの普遍をたどり
「この春バズる!!!!」
そんな名作の数々をご紹介していきます◎
おたのひみにぃ〜
坂本
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