紺ブレはなぜ、我々を魅了するのか。
いつの時代も必ずと言っていいほどファッション誌のメインテーマを飾る紺ブレ。
代表的なスタイルングのIVY LOOKをはじめ
ドレスカジュアル、プレッピー、トラッドスタイル、アメカジ、
そしてストリートシーンにまで裾野を広げる大人気アイテムですが
現在では幅広い年層や客層に親しまれており、リバイバルブームをはじめ
今シーズンは特に注目すべきファッションアイテムになります。
ブレザー=男性
この非常に固執した考えも現代ではほぼ存在せず
人気女性ファッション誌のFUDGEやNAVYをはじめ、多くの媒体でも特集を組み
メンズライクファッションやレディーストラッドなど
ブレザーが上陸した当時では想像もつかないほどフラットな存在となっています。
当店では、トレンドはもちろん
ベーシックなアイテムも取り揃えるセレクトを行なっておりますが
その中でも重宝しているのが”J,PRESS ORIGINAL”の国産紺ブレ2型です。
まず、IVY LOOKには古より伝わる正当な”ルール”が存在します。
例えばシャツひとつにとっても襟の幅、形、そしてそのほかの細かな構造
ストライプ柄の幅、そしてその由来などなど、、、
語り出すと3日はかかるほど多くの理由が込められているのも人気の理由です。
しかし、現代では様々な発想とコンセプトを持ち
オリジナリティあふれる着こなしを楽しむ事ができるのも人気の秘訣ともあって
多種多様なスタイリングが世の中に散見されます。
そして、そのスタイリングを組んでいくにあたって
シングルデザインかダブルデザインどちらを好むかによって大きく雰囲気が異なります。
是非、今回の記事を読んで”推し”を選んでいただいただければと思います。
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◯3B Blazer
Color:Navy
¥69,600- (in tax)
https://www.tigersbro-online.com/product-list/345
王道中の王道と言っても過言ではない、
三つボタン段返りセンターフックベント仕様の正統派ブレザー。
胸元にあるパッチポケット、フロント2箇所に設けたフラップポケットをはじめ
袖に2つ、フロント3つの金ボタンがアイコニックなモデルです。
往年のIVYでは欠かせないジャケットですが
今作は紛れもないスタンダードモデルとなっているため
様々なお店で展開されている”オーセンティックっぽい”要素を持った
現代的なディテールは特になく、シルエットもボックスタイプを採用し
肩に関してもナチュラルショルダーではなく、生地をいせ込んだ立体的なディテール
そして裏地もキュプラを使用した通称”総裏”と言われるデザインを採用。
見た目もさながら、まさに”教科書通り”といった仕上がりです。
政党を極めるスタンダードな一着をどう攻略するか、、、
まずは教科書通り、本格的なアイビールックで楽しんでみるのが乙でしょう。
ボタンダウンシャツとレジメンタルタイ、スラックスに足元は革靴。
胸元にはポケットチーフを決め込んだスタイリングは万国共通で好印象を与えます。
少しエッジを加えたいのであれば、合わせるパーツにこだわりを持つこと。
シャツに関していえば素材に注力して考えてみたり
ネクタイであれば季節感を意識した一本をセレクトし、パンツはプリーツの数や裾のデザイン
靴に関してはストレートチップではなくプレーントゥにしてみる
もしくわより軽快でスポーティー印象を与えるなローファーなど、組み合わせ次第で個性が生まれ
一見シンプルな印象でも、どこか魅力を感じさせるスタイリングをお楽しみいただけます。
例えばこんな感じとか、、
そしてこの正統派ブレザー。
男性が着るとかなりかしこまった雰囲気になりがちですが
女性が着ると全く違うジャケットに様変わりするのも魅力の一つです。
この破壊的な可愛さと洗練された雰囲気。
スウェットパンツを用いたスタイリングになりますが、ラフな印象は全くなく
むしろスッキチりと無駄のないスタイリングが際立った大人なカジュアルスタイルです。
足元にはパンプス、シャツとソックスは統一してニットキャップでカジュアルダウン。
Vネックのセーターをアクセントにまとめ上げたプレッピースタイル。
おそらく、このスタイリングを嫌いな人はいないでしょう。
同じアイテムでも着こなしやテーマを変えるだけで大きく異なる雰囲気
しかし正統派のムードを損なうことのない気品さを醸し出す3B Blazer。
大人なカジュアルすらいるには必要不可欠な一着です。
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◯4B Blazer
Color:Navy
¥75,900- (in tax)
https://www.tigersbro-online.com/product/16675
三つボタンデザインよりエレガントで重厚感を感じるダブルデザイン。
欧州と欧米で若干のディテールが異なるものの
一目で「洒落てる!」と思わせる圧倒的な雰囲気が魅力のジャケットです。
J,PRESS ORIGINALSのダブルブレザーは
いわゆるIVYの教科書とい行ってもいい正統派のディテールとなっています。
フロントには4箇所に設けた金ボタンと袖に2つの金ボタン。
裏側がサイドベント仕様にスラップポケットなど、正統派ゆえにやや派手さはないものの
正統派のブレザースタイルを楽しむことができます。
今まででは紺ブレ=3つボタンが主流ではあったものの
近年では逆にこのダブルデザインの人気が高まっており、メンズのみならず
女性の方がややゆったり着用したり、袖をとったベストのようなデザインのアイテムが誕生したりと
その多様性と高い汎用性から新しいスタイリングを楽しむ方が増えています。
そして何より、かっちりとした雰囲気の三つボタンとは異なる”カジュアルさ”が人気の秘訣ではないでしょうか。
従来のタイドアップスタイルより、トップスを中に取り入れた比較的ラフなスタイリングや
シャツでもボタンダウンではなくシャンブレーシャツ、またはチェックシャツなど
カジュアルに特化したアイテムとのバランスが組みやすく、コーディネートの幅も広がる。
そして、襟のピークドラペルデザインが何より色気を引き立てる役割を担っているので
トップに羽織るだけで「イケてる」雰囲気を醸し出します。
また、様々な”外し”と言われるテクニックも比較的簡易的に取り込むことができるので
好きなスタイリングのアクセントとしても用いることができるのも嬉しいポイントです。
さて、女性が着るとどうなるのか、、、
おそらく、「ブレザースタイル女性が苦手!」という男性はいないと思います。笑
ちなみに、私自身は大好物です!
どことなく感じる上品さと女性らしい柔らかさ、そして何より凜とした格好良さが融合し
メンズライクスタイルの教科書とも言えるこのスタイリングには脱帽です。
パンツルックが主流ではありますが、チェック柄のスカートの上にレイヤリングすると
女性らしさが際立ちマニッシュな雰囲気も誕生。
男性のブレザースタイルとは大きく異なる魅力を感じることができるジャケットです。
ー
ブレザー=制服
そのイメージはなかなか払拭できない方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、現代は多種多様なファッションスタイオルがあり
各々の好みを貫き、そして確立していくことで初めて「格好いい」と思える時代です。
2000年代までの皆が同じ方向を向いた大きな流行りがない現代だからこそ
一つのアイテムに自分だけの彩りを加えたスタイリングが非常に魅力的に感じます。
長年スタンダードとして人気の紺ブレ。
新たな”ニュースタンダード”としてコーディネートに取り入れてみてはいかがでしょうか。
Online Store Page
https://www.tigersbro-online.com/product-list/345
坂本