ノームコアファッションの流行やジーンズをはじめとするヴィンテージブーム、
またメゾンを中心に人気なDCブームなど、現代のファッションにおいて
明確な”流行り物”はあるけれども”トレンドコーデ”は
日本のファッションが最盛期を迎えていた1990年〜2000年代の初頭に比べると
明らかにほとんど存在せず、各々がファッションを楽しむ時代に。


その中でも沸々と今人気を集めているのが”トラッドファッション”。
いわゆるIVY LOOKのファッションが若者の間でも
非常に注目され始め、アイビーの象徴でもある”BDシャツ”や”紺ブレ”などは
各ブランドで即完売になるほどのヒットを飛ばしています。

Engineered Garments
IVY Blazer
“PC Hopsack”
Navy
¥71,500- (in tax)
https://www.tigersbro-online.com/product/16871

2024年の春夏シーズンも本格的にラインナップが到着し、いよいよ春の雰囲気が増してゆき
秋と同様にファッションが楽しくなる季節が到来です。
エンジニアード・ガーメンツの今期のコレクションテーマは”IVY（アイビー）”
1960年代のアメリカ東部で隆盛したカレッジルックが
日本国内に到着し、瞬く間に人気を博した日本で最初のファッションカルチャーです。
そして、その当時にアイコニックアイテムとして”持っておくべき”商品として
爆発的に人気を獲得したのがネイビーのブレザーで通称”紺ブレ”

気品漂う高貴なブレザールックは当時のアメリカンカルチャーをより洗練に仕立て上げ
”イケてる男性”の象徴とも言わしめる存在感で特に港街と言われる
横浜・神戸で人気を集め西と東で経路を変えつ基盤は変わらないスタイルが流行。
今作のブレザーに関してはまさに”王道”
1960年代当時のブレザーを忠実に再現されており、まさに正統派な1着。

三つボタン段返りのラペルに大判の胸ポケット。
そして両サイドに搭載されているポケットもフラップ仕様
後ろ身頃に関してもアメリカンなセンターフックベントになっており
アメトラの全てを踏襲したディテールとなっています。

また、私自身が刺さったのが”金ボタン”ではなく”銀ボタン”なところ。
非常にシックな印象ながらシンプルでスタイリッシュな雰囲気を
このボタンという極めて脇役に近しいアイテムで演出。

いい意味で、エンジニアードガーメンツらしさを薄めたジャケットで
非常にシンプルな装いで見事なまでのIVY LOOKが完成されます。

しかし、エンジニアードガーメンツの商品ならば”遊び”や”個性的”な印象を求めるところ。
そういったときにはシャツやボトムスなど少し攻めたアイテム選びで
組み合わせを楽しむのも非常に魅力を感じる部分になります。

問題のサイズ感に関しては至ってベーシック。
決してルーズなフィッティングとは違いサイジングも王道
なので、普段選ばれているお洋服のサイズをベースにイメージしていただければと思います。


この春も自分の思う”コーディネート”を心置き無く楽しんでみては？

ENGINEERED GARMENTS
IVY BLAZER
“PC Hopsack”
Navy
¥71,500- (in tax)
https://www.tigersbro-online.com/product/16871


坂本