古来より”靴”という履物は人間の営みの中でも
大きく関わりのあるツールとして人間の発展と共に歩んできました。
様々な職種や機会に応じ存在するデザインは当時の歴史背景をかたどり
特にファッションにおいて言うなればトレンドを左右する重要アイテムになり得ます。
服飾文化の先進国でもある欧州各国の装いは常に世界的な模範としてあり続け、
その年代によって改良などを行い現代的なディテールへと進化していきます。
時は1900年代初頭。
ナポレオンによるフランス革命で王政が転覆し
人民による共和制を持って政治を行うフランスが誕生した頃、
男性同様に女性の社会進出が進み、同時にパンツルックのクールなファションが席巻。
多くの女性が好んで着用し、そのコーディネートは現代に受け注がれ、
100年以上の歴史の中で最もクールで洗練されたスタイリングとして
現代においても度々トレンドとして流行しファッション誌に大きな影響を与えています。
そんなパンツルックの女性から受ける印象は「力強く誠実で自立している」
気品があり勇ましい女性の姿は男性とは全く異なり、絢爛雅
大袈裟な装飾などは一切せず、自然体でいることに大きな意味を感じます。
良質な商品を手に入れ、街を闊歩するときの高揚感を
そっとポケットにしまい込んで自身の中で噛み締め、
ポケットの中が自身の大きな喜びに満ち溢れる幸せを感じてほしい。
そんな想いを体現すべくLAPOCHE(ラポシュ)が誕生しました。
※LAPOCHE はフランス語でポケットを表します。
LAPOCHE
ANNE
1920~40代のレスリングシューズをデザインソースに作成。
昔のスポーツシューズはキャンバス製が非常に多く流通していましたが、
実は耐久性を求められたスポーツには革製も存在していました。
メジャーなスポーツとしてはレスリングやボクシングを始め格闘技などで
多く用いられ現在でも使用されています。
デザインの仕様に関しては、通常のブーツよりもレースホールが多く、
シューレースを締め上げた際の間(羽部分)が狭いことでとてもスタイリッシュになり
パンツの裾から見えるつま先にかけてのシルエットは美しく足元を引き締め
コンセプト通り気品漂う雰囲気を演出します。
モデル名は、世界初の女子レスリング公式試合で
初代チャンピオンの“アン”さんから名前を取っています。
使用されているレザーは、
国内でも随一の革鞣し生産地でもある兵庫県姫路市高木地区で作られ
伝統的な技法を用いて鞣したオリジナルカーフレザー“Dutch Tarwe Calf”を使用。
非常に弾力が強く従来のレザーに比べもっちりとしたハリ感に併せ、
履くたび上品な艶が発生し、エイジングを重ねるごとに表情が変わり愛着も増します。
経年変化をはじめ、様々な角度から革の本質を追求し、
女子が履くブーツの考え方を見直し、ファッションを追求する
新たな価値観と、歴史的背景が物語る革靴。
ぜひこの機会にご覧くださいませ。
LAPOCHE
ANNE
“Vintage Calf Leather”
Vintage Black
¥62,500- (in tax)
Made in Tokyo
Store by FLISCO Online Store Page
https://www.flisco.jp/SHOP/lapoche-anne.html