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〜育てるのはデニムやレザーだけじゃない!?〜 2024.10.21 STAFF DIARY

皆さんお待ちかね、出津ブログです。(笑)
前回の「けんちゃん」の記事読んでいただけましたでしょうか?
もし読んでいただいた方はぜひ店頭に来られた際、感想を聞かせてください。

では本題に入ります。

Yonetomi NEW BASIC
RIGID CASHMERE SWEATR Crew Neck Pullover
Raw
¥49,500-(in tax)


今回はこの商品にスポットを当て、皆さんに紹介していこうと思います。



日々の生活で気兼ねなく着用することができ、着込むたびに風合いが増していく
「デニムのようなカシミヤセーター」をコンセプトに誕生した
米富繊維が誇る最高傑作
“RIGID CASHMERE SWEATR Crew Neck pullover”



まず”カシミヤ”とはなんなのか軽く触れたいと思います。
カシミヤとは「カシミヤゴート」という山羊です。

カシミヤ原毛の主な産地は
<中国・モンゴル・イラン・アフガニスタン・ロシア>
といったアジアの国々。

それら国々の中でも、冬は零下30度以下の極寒、夏は逆に30度を越す猛暑
という厳しい気候条件の中で生きています。

昔、カシミヤ山羊を飼育しようとヨーロッパの人々が連れて帰り
育てようとしたらしいのですが原産地より気候の穏やかなヨーロッパでは
細かくて柔らかいうぶ毛が殆ど生えてこなかったそうです。
軽くて柔らかいうぶ毛は、厳しい気候から身を守るために神様が
カシミヤに与えてくれた特別なものだったという事ですね。



では本題に入りたいと思います。

“なぜ”RIGID CASHIMERE SWEATERが誕生したのか”
「Yonetomi」に次のように書かれていました

いつも想像の範囲内にとどまっていては面白いことにはならない。
艶があって柔らかくしなやかなのがカシミヤであるという先入観に凝り固まって
しまった脳味噌に強烈なカウンターを喰らわせるかのような
セーターを夢想したと…



“RIGID CASHIMERE SWEATERがどのように作られるか”

中国・内モンゴル自治区で育てられた良質なカシミヤは山羊の毛を漂白することも
染色することもしません。
むしろそこに宿る獣臭さとでも言おうか、野生味ととでも言おうか
そのままに残したような生成りの糸を強烈に撚りあげ1本の糸を生み出す。
それを限界まで度詰めして編み上げることでこの商品が実現しました。



“次にリジットカシミヤセーターとカシミヤセータではどのような違いがあるのか”

まずニットには撚糸(ねんし)と呼ばれる原糸をねじり合わせた糸が使われます
リジットカシミヤにはタフな着心地を実現するために開発した
強度の高い”別注糸を切れる限界までねじりを強くしている”ため
往来のカシミヤと比べ硬くて丈夫になります。

最大の特徴はカシミヤの強撚糸を限界まで度詰めして編み立てるという製法です。
これは独自に開発された製法であり、同じようなニットは他にありません。
度詰めとは、密度を詰め生地を編み立てることを言い
糸の弛みが小さく、緻密に編み込まれます。
そのため最初はカシミヤとは思えない硬さですが、着用するごとに
風合いが増し、柔らかくそして体に馴染むようになってきます。

*クリーニングに出さずとも自宅で手洗いすることが可能です。

またリジットカシミヤは洗いも染色もないため経年変化を楽しめ
ご自身の育て方次第で肌触りも風合いも変化させることができます。



最後に、また「Yonetomi」に書かれていた文をご紹介します。

安易には洗ってくれるなよ、そう簡単に馴染んでたまるかよと
言いたげな表情と態度である。
だが実際、タフに着られる。手洗いも出来る。
時間をかけて長く使い込み愛しつづければ、まるでデニムのように
使い手の身体に馴染んだ1着へと育ち、その姿は変貌を遂げる。
どこまでも無骨だが、どこまでも愛おしい
唯一無二の、一生の相棒として。

デニムやレザーだけでなく、リジットカシミヤ。
貴方だけの、貴方にしか出せない、最高の1着
育ててみませんか?


今回ご紹介した「Yonetomi」のページのリンクを貼っておきます


出津





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