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力の眼vol,8 ~IVY LOOKとShirt~ 2023.04.13 STAFF DIARY


日本にも多い”トラッドスタイル”を好む方々の
こだわるポイントは人それぞれですが

必ず通るのは”シャツ”ではないでしょうか。

そもそも日本国内に”IVY Look“が浸透したのは

その前に日本のアイビーとアイビーの歴史について、、、

1950年代後半〜60年代中盤
当時、日本でも最大級の繁華街”銀座
特にみゆき通りは当時の若者やファッショニスタにとっては
まるで野外のファッションショーのような場所で
皆がこぞって最上級のおしゃれを楽しんでいました。

その装いは金ボタンブレザーにスラックス
そしてボタンダウンのポロカラーシャツに
逆レジと言われるレジメンタルネクタイを締め上げるスタイルがベースで
凡ゆるアイビーカレッジのクラブジャケットや
夏にはリネン、冬にはウールなど季節によって
ベースを崩すことなくアイビールックを楽しんでいた時代です。

特に人気を博したブランドは
現代ファッションでも伝説的なブランド

VAN JACKET


衣服界の巨匠 石津健介

大阪府南区で創業し現在のアメリカ村付近で
VAN JACKETの実店舗をオープンし、たちまち一大ムーブメントを形成

石津氏が立ち上げたヴァン・ジャケット
当時の若者の模範的なブランドでもあり最先端であり続けました。

そして、国内に存在する多くのブランドを作り上げた
デザイナー、オーナーの多くはヴァン・ジャケット出身の方が
多数活躍されており日本のカルチャーや
ファッションムーブメントを支え続けています。

また、TPO( Time / Place / Occasion ) 現代ではよく耳にする
言葉を作り発信したのも
石津健介氏であり日本の衣服から文化を形成し
服育の浸透に努めた功績も非常に輝かしいものでした。

ヴァンジャケット出身者の中でも特に有名なのが
株式会社 聖林公司代表
https://www.hrm.co.jp

垂水 ゲン氏


ハリウッドランチマーケットやブルーブルーなど
多岐にわたって活躍するブランドを設立し
多くのファンを獲得しています。
聖林公司の考え方として有名なのが

Life in is a journey
(人生は旅の道標)


サスティナブルな考えと様々な文化へのリスペクト
ブルーブルーだと藍染をはじめインディゴ製品への理解
フリーシティーだとLove & Peace
ヒッピー文化への憧れと音楽との関わり

その全てを集約し基盤となっているのがハリウッドランチマーケット。

全ての考えにリスペクトとオリジナルのエッセンス
ものづくりへの探究心と思想的な着眼点。
「ありがとう」の言葉とともに多くのファンに愛されている
国内随一のDCブランドです。

そして僕も勿論その聖林公司ファンの1人です。

そしてシャツの話となるとこの方も忘れてはなりません
貞末 良雄氏

Maker’s Shirt鎌倉 創設者
https://www.shirt.co.jp

国内外はもとより世界のビジネスマンに向け
上質な日本製のシャツ作りを追求し、低コストかつハイランクな
素材とデザインを持ったシャツの第一人者で
誕生から30周年の節目を迎えた通称”鎌倉シャツ”は現代においても
新たな形を基本を崩さず数多く世に送り続けています。

私の元上司でもあり
厳しくも真摯に向き合いお話をしてくださる姿勢には
非常に感銘を受け今でも大きな尊敬を持っている師匠です。
良雄会長には一から”服育”を教わりました。


さて話を戻し、アイビーとは?

ワシントンをはじめとする
アメリカ合衆国の東側に位置するアイビールックが
日本各地で大人気になりました。

アイビーとはまず
米国の8校によりフットボール連盟を指し、
各校にはレンガ造りの校舎に生い茂る蔦(アイビー)
がシンボルとなっていた事から、アイビーリーグとネーミングされました。
その彼等が好んで着ていたフアッションを、
1955年に国際衣服デザイナー協会がアイビー・ルックと名付けたのが始まりで
遅れること10年、日本にもファッション文化が上陸、そして開花し
独自の進化を遂げたのが日本のアイビールックです。


代表的なブランドとしては

・ブルックス・ブラザース
・ポロ・ラルフローレン
・J PREES


などなど、当時のムーブメントは
教科書通りで決められた形が提示されており、
その中で各々ができる最大限の個性を出すものでした。
例えばマドラスチェックのシャツ、またはジャケット
シアサッカーのロンドンストライプジャケットに開襟のリネンシャツ
勿論、真っ白のレギュラーカラーシャツにチャコールグレーの
三つボタン段帰りのテーラードジャケットで正統派の着こなしなど
正統派かつ個性が光る東海岸を中心とした
カルチャームーブメントをリスペクトしたファッションが一世風靡した時代。

さて、そのIVYカルチャーの中でも
最も重要な役割を果たすアイテムが”シャツ”です。
主にボタンダウンシャツがスポーティーであり、
カジュアルライクなシャツとして現代でも大きな意味を持っており
シャツに対する考え方や解釈で大きく着こなしが変わります。

今回はそのボタンダウンシャツについて
アイビーとの深い関係を深掘りしながらお話しできればと思います。

ボタンダウンシャツの起源に関しては
もう皆さんご存知かと思いますが
イギリス発祥の馬に乗りながら行う競技”ポロ”が起源で
競技を行う際にシャツの襟が動くことなく
より動きやすくするために発明されたのが
ボタンで襟を止めるポロカラーシャツです。

その後、ポロカラーシャツに感銘を受けたアメリカ人が
本国に持ち帰りボタンダウンシャツとして大ヒット!

そのアメリカ人こそがブルックスブラザース創業者の
ジョン・E・ブルックス

その背景もありブルックスブラザースのポロカラーシャツは
大きな影響を与え、のちに様々な形のリメイクを経て
現代でもカジュアルシャツ=ボタンダウンシャツという
一つの”カタチ”を作り上げました。

さて、今回のお題は < IVY LOOK と Shirt >

当店ではもうアイコン的存在のシャツブランド

INDIVIDUALIZED SHIRT

以前も一度お話をしましたが
今回は少しワケが変わってきます、、、、、笑

と言いますのも、今季はアイビー一直線な
最高の生地を持って当店に到着した新作がとにかく良い。

展示会にお邪魔し入店10秒で決めた生地。
それほどまでに心が躍り興奮した
生地とシャツのディテールについてお話をさせていただければと思います。

しかしながらこの記事内では到底収まりきらない
内容になる気がします。

長くなりすぎる、、、、、

なので、次回に持ち越しvol,8 No,2として
お送りさせていただきます!


なので久々の連載企画★



ぜひお楽しみにしていただければと思います。


坂本



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