春の訪れとともに新しく展開することになった
アメリカのハンドソーンシュークラフトブランドをご紹介いたします。
日本人デザイナーの考える
オリジナリティ溢れる革靴で一際、存在感絵を放ち
多くのファンを獲得するブランド”ユケテン”
モカシン製法の聖地であるアメリカ合衆国で
最北端に位置する<アメリカ・メイン州>にて、一足一足
熟練の靴職人により精製。
今回の新作として届いたのはセンターリングモック。
トゥルーモカシン製法で、
ミシンは一切使用せず、1足1足手作業で丹念に時間をかけてじっくり作成。
アッパーパーツの縫い付けからソールの縫い付けまで、
全てを手縫いで仕上げられており、
モカシンの原点に戻ったようなプリミティブでクラシックなスタイルが魅力。
木型にしっかりと合うように考慮して作られたアッパーパーツは、
1つ1つ革を厳選して手作業にて裁断。
1950年代に最高のモカシンラストと称された木型を使使用し、
全て手作業でつり込まれています。
そのため革に余分な負担をかけず、
革の良さと靴の綺麗なフォルムを生かした作りとなっており、
履き込む程に足の形状に馴染み、
他のモカシンにはない履き心地を味わうことができます。
レザーにはクロムパックレザーと呼ばれる
世界的にも有名なターンナー<ホーウィン社製>の
ヘビーウエイトのフルグレインオイルレザーを採用。
クロム鞣しとベジタブル鞣しのダブルタンニング製法を用いて
手間暇をかけて鞣された、ホーウィン社でしか作ることができない
唯一無二の最高革となっています。
独特のシボ感のある表情に加え、
とても丈夫でヘビーウエイトながら柔らかで足馴染みが良く、
美しい経年変化をお楽しみいただけます。
ヴァンプとプラグに踵部分の繋ぎ目、
そしてソールの縫い付けも全て職人の”手の感覚”のみで丁寧に手縫いされており、
ブランドが誇る熟練職人だからこそ出来るこの繊細な技術が、
手縫いならではの温かみのある雰囲気を演出します。
インソールには非常に蒸れにくく、
履き込む程に足の形状に馴染むベジタンレザーを使用。
インソール下にはクッション性に優れたメモリーフォーム、
サポート性を高めるシャンク付きレザータックを挟んであるため、
長時間の歩行でも疲れにくく、
その快適な履き心地が長時間持続します。
アウトソールは昔アメリカ・ニューイングランド地方の
ハンター用に開発されたクレープソールにアレンジを加えた、
天然ゴム製のクレープラップソールに
サークルパッドを取り付けたオリジナルのソールユニットを採用しており、
抜群のグリップ力・クッション性を兼ね備えます。
古き良き時代の”ものづくり”の流儀や雰囲気
そしてアメリカ文化を体感する上でも今の時代に履きたい
そんな特別な一足に仕上げっています。
一見ハードに見えるクロムエクセルレザーも非常に馴染みが早く
履くたび馴染み自分だけの”カタチ”へ瞬く間に姿を変えます。
主張的なデザイン、ファッショナブルなセンスを体感し
ぜひ、お気に入りの革靴を履いて
日本中を歩いてみればまた違う景色が見えてきて
その時間すらも大切に、そして特別に思えてきます。
今季、注目の一足。
ぜひ、ご覧くださいませ。
坂本